ペットを失う悲しみは、どこの国の人も一緒。悲しみを「癒す」のが日本的考え方だとすると、ペットロスの悲しみから逃れるための「チャレンジをする」と考えるのが欧米流。アメリカのペットジャーナリストの助言に耳を傾けてみましょう(^▽^)
子猫・子犬を迎えることを検討する
ペットロスを克服しやすい環境造りのために、コンパニオンアニマルの体調に変化が見られたり、初めて病気になったときから準備を始めると良い、と多くの獣医は勧め、実際にそうしているようです。なぜなら、最初の子の体調の変化が見られた時から「悲しみの予兆は始まっており、克服するための準備には時間がかかるから」だそう。
一人で悲しみに対峙しないために「新しい子を迎える」というアクションを取ることにより、先住の子・新しい子ともに仲間ができます。ペットオーナーと信頼関係で結ばれた子たちは、動物同士の連携力で、体調の変化をお互い把握し、一方が亡くなっても、一方がオーナーの悲しみに寄り添い、心の痛みを軽減しようと努めます。
ペット自身の悲しみ
ご臨終の言葉が分からない動物は、相棒が亡くなった瞬間にその死を認識できないことがあります。お鼻を押し付け鳴きかけたり、起こそうとしてみたり…。そして遺体が葬られ、探し回り…と、一連の行動をとるうちに時間をかけて、もう一方の子の不在を認識します。
残された子はオーナー同様、悲しみによって気分が落ち込みます。シャイな子が「子供返り」をして要求が多くなったり、元々強かった子が、引きこもり気味になったり…。
一番つらいのは、残された子が何処かに亡くなったあの子が居るのではないか? と呼び鳴きを続けることです( ノД`)この虚しい行動は少しの間続きますが、飼い主さんと悲しみを共有し合い、共に乗り越えていくための「お別れの儀式」の一環とも思えます。
その過程を共に体験し、悲しみの共有をし、心の支えあいになるのはありがたいことですね🌈
一緒に悲しみを克服
オーナーとペットが共に悲しみから克服できるよう、出来ることをひとつづつ試してみましょう。
- 👯話しかける: 「人間語」で語り合うことはできなくても気持ちは一緒です。「悲しいね、つらいね。 でも貴方のせいでも、私のせいでもないよ。辛い気持ちは一緒だよね」とゆっくり話し掛けましょう。
- 🎼音楽を聴く: ハープの音などの入った癒し効果が高い曲、気持ちが楽しくなるようなリズミカルな曲などを、一緒に聴くという行動が、ポジティブな気持ちを運んでくれます。
- 🍃ハーブやアロマに頼る: お気に入りの香りのアロマを焚いたり、ペットにも安心な、バッチフラワーレメディを用いてみると良いでしょう。セントジョーンズワートなどの気分を穏やかにするハーブも飼い主さんには有効です。
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そして、飼い主さんはケーキ、ペットにはちゅーるなど、一緒に美味しいものを頂きましょう🍩
悲しみのステージ
ペットロスになったとき、心の動きは ①否定 ②慟哭 ③揺れ・混乱 ④落ち込み ⑤許容 と変化していきます。
揺れ動き・混乱の時期には「あの子が戻ってきてもよいように、オモチャとマタタビを新しく用意しよう🙄」などと、現実離れした思考が現れたりもします。これも怒りと悲しみが混在する心が成せる、ペットロス特有のものです。最後には心の折り合いをつけて、許容できるようになります。ここに到達するまでの時間とエネルギーは、オーナーとペットの関係・性格によりまちまちですが、最後にはバランスを取ることができるようになります。
どうしても辛い・話を聞いてほしい時には、通常のお世話の時のように、お伺いすることもできますので、ご相談くださいね🙂